昨夜仕事から帰宅しますと、中学生の息子がソファに寝ていました。
部活が始まる頃に強い腰痛になってしまったとのことでした。
私の仕事が仕事ですので、見ることになります。
息子に寝てもらい、からだ全体のバランスを見ていきます。
足の長さが左右でまったく違いました。
これは先天性(生まれつき)のものでなければ、骨盤の高さが左右違うことが考えられます。
骨盤もやはり高さが違いました。左が後方にねじれています。
骨盤はズレるのか?という問題がありますが
答えは、骨盤は大きくはズレません。
構造的にわずかにしか骨盤はズレないのです。ではなぜ歪んでいるのでしょう。
それは、背骨がカーブすることで骨盤の高さが変わるのです。
背骨のカーブは首のズレから起こります。
頭のすぐ下にある頚椎だけは、背骨で唯一ズレる可能性がある構造なのです。
息子の首を触診すると、やはり大きくズレていました。
その後、頚椎の調整を行い、10分ほど寝かせますと
足の長さはほぼ左右同じになりました。背骨のカーブがとれたのでしょう。
ぎっくり腰の場合は、調整後20分ほど歩くことで回復が早まります。
息子には家の周りを散歩してきてもらいました。
家族全員に確認してもらっていましたが、調整前は前屈が少しもできない状態でしたが
散歩から帰ってきたときには前屈できるようになりました。
これで一晩寝るとまた改善します。朝確認したところ痛みは半減していたようで安心しました。
実は、首の調整は腰痛に効果があります。からだ全体の歪みが取れるからです。
息子が腰痛になった原因は、ゲームなどをやる姿勢が悪かったことです。
長時間スマホやゲームを悪い姿勢で行うと首がズレてしまいます。
スマホの普及をみると、子供だけではなく、大人はもっと多いかもしれません。
首のズレはからだのバランスを崩します。
そのままでいると強い症状になっていきます。早い段階での調整が必要です。
首のズレはかなり前に起こっているケースがほとんどです。
症状がなくても、首のズレ、からだの歪みを調整することは、予防のためには必要ですね。
日々のメンテナンスにも有効ですので、お気軽にお越しください。